上海帰りの…といえば、「上海帰りのリル」(注:昭和26年のヒット曲)とつい書きたくなるが、実は「上海帰りのみなみちゃん」の話題だ。
みなみちゃんは「未波」と書く。2008年6月21日生まれ、月齢13ヵ月の女の子だ。ママはもあママのバレエのお友達で、産後の肥立ちが悪い頃、家事のお手伝いをしてくれたこともある。パパの仕事の都合で2年近く上海に住み、つい1ヵ月程前に日本に戻ってきた。
さて、未波ちゃんは13ヵ月の月齢だが歩きがしっかりとしている。それ以上に驚いたことは、まったく“人見知りをしない”ことだ。怪しいpapa50が手を広げておいで!と言うと近寄って抱っこさせてくれるし、ひざにも喜んで座ってくる。人見知りをしなくなった理由を尋ねると、上海在住が深く関わっていることが分かった。
上海人(中国人)は、子どもがとても好きで他人の子どもでもよく抱っこするそうだ。レストランに行っても注文が済むと、若い男性従業員でもすぐに子どもを抱っこして面倒を見てくれるため、ゆっくり食事が楽しめるらしい。どこに出かけても、抱っこしてくれる人が多いため、結果として人見知りをしなくなったということだった。
一方、もあちゃんはpapa50の抱っこでも泣き出すことがある。その違いは歴然だ。大陸の大らかな国民性や一人っ子政策が子ども好きを育んだのかもしれない。