毎年9月下旬になると、世田谷区松原にある菅原神社の例大祭が行われる。菅原神社は菅原道真が祭られ、学業の神様にして松原地区の産土(うぶすな)様でもある。
お祭りの日、神社がある天神通りでは松原の各町会のお神輿が賑やかに練り歩き、一堂に集まってお参りするのだそうだ。
お神輿は、各町内会を通って商店街にまでやってくる。太鼓の『ドーン!』という音が鳴り響いて神輿を担ぐ子どもたちの声が聞こえると、どこからともなく親子が集まり、ロープを引く子ども達の人数が増えていく。
子どもたちのお目当ては、終点となる東松原商店街でもらえるお菓子とヤクルトだ。長距離子ども神輿を担いできた子どもたちも、途中で少しだけ参加した子どもたちも、分け隔てなく全員もらえるところがウレシイ。もあちゃんのお友だちの有里ちゃん、唯くんたちもみんなで集まって、おいしそうにヤクルトを飲んでいた。
お友だちの有里ちゃんは、もあちゃんとほとんど生年月日が違わないが、身体が大きい。次の世代を担う子どもたちが世界で対等に渡り合うには、大きな身体が基本。もあちゃんもいっぱい食べて大きくなれるよう、今度菅原神社にお参りに行こうか?