北沢川緑道は、世田谷区の赤堤・松原を通り、代田・代沢・池尻方面まで続く遊歩道だ。
途中、低木や雑木類が植えられ、ウグイスなどの野鳥が鳴き、季節感味わえる緑道になっている。代田付近には、ビオトープを思わせる草花と小川のせせらぎがあり、ヒメダカが群れをなして泳いでいる。ママが炎症を殺菌するために探し求めたユキノシタも、ここに生息していた。
そしてこの場所には、100本を超す桜並木があり、これから1週間以上は花を愛でる名所として多くの人で賑わうことになる。
子ども向けには、お砂場、すべり台、スプリングなどがある「遊び場」が点在している。もあちゃんはそこで、ダウンジャケットを脱ぎ、裸足になり、何度も何度もすべり台ですべり、スプリングで遊び、お砂場で遊んだ。
遊具類は、フィンランド製の「LAPPSET（ラップセット）」というブランドで、すべり台の階段やスプリング本体に北欧で育った年輪の細かい松が使われている。これは耐久性があるだけでなく、同時に温かみもあり、デザイン的にも優れた遊具になっている。
もあちゃんがずっとそこに居座ったのは、そんな北欧遊具の魅力に引き込まれていたからかもしれない。
北沢川緑道
