上埜動物病院で紹介状を書いてもらい、東中野にある工藤動物病院に家族全員で出かけた。眼科に限って予約が必要で、受付を済ませ1階の診察室に入り、これまでの経過を説明、さらに涙の量や眼圧などの基礎データを測定した。
その後2階にある設備の整った診察室で、工藤先生の診察を受けた。診断名は「角膜上皮びらん」。“びらん”って何だ!?
説明を聞くと、“角膜の上皮の一部が基底部から剥がれ落ちた状態”とのこと。拡大された左目の画像を見ると、確かに真ん中の上皮の部分が星のような形で欠落している。原因は、個体自体の素因と他の角膜疾患後になる二次的なものがあるらしい。つまりプーちゃんの左目は、基底部と上皮の接着がもともと弱い可能性があるということだ。
したがって、旧盆でペットショップにお泊りしたときのケンカや左前足での引っ掻きが理由ではない。ペットショップへの不信もあったが、これでスッキリした。
この病気は内科的治療では治るのに時間がかかり、治ったとしても再発の恐れもあるらしい。外科的な治療では、詳細な説明はまだだが、300位の穴を開けるような手術をするようだ。1~2日入院し、その後約3週間程度安静が必要ということだ。
プーちゃんにとって、エリザベスカラーがまだまだ必要になる。去年の子宮蓄膿症に続き、今年も試練の年となりそうだ。