子どもは、秘密の場所やちょっと変わったものが好きだ。たとえば秘密基地、道に落ちている石集め…。
もあちゃんは、公園の大きな木の根元の裂け目を覗き込んだ。どうなっているのか、気になったのだろう。
そして、一緒に遊んでくれた唯くんは、公園でドングリと落葉を拾い、公園内のとある場所のコンクリートの横穴に隠した。もあちゃんとの共同作業だ。
思わず、リスの木の実隠しを思い出した。いろいろな所に隠すためその場所を忘れ、結果として芽が出てやがて森ができる。このドングリを置き忘れ、コンクリートの穴から芽が出なければ良いが…と思うのは杞憂だが、これからたくさんの秘密を持ちながら大人になっていくと思うと、papa50としては少し気がかりだったりして…。