ペットが病気やケガをした時、舐めたり引っかいたりしないように首にカラーを取り付ける。
それをその昔エリザベス女王の一般に「エリザベスカラー」と呼んでいる。その呼び方をするのは、16世紀イギリスのエリザベス朝時代の襞襟(ひだ襟)に似ているためだ。
ペットのエリザベスカラーはプラスチック製でしかも半円錐状。このカラーをしたまま激しく吠えると、「エリザベス・メガホン」になる。吠える声に指向性が出てきてうるさい。これで朝方に吠えられたら、一声で飛び起きてしまうほどだ。
さて、プーちゃんの左目の症状が良くならない。いったんは治りかけたかに見えたが、数日後白目の部分が少し赤くなり、目も閉じることが多くなってきた。
豪徳寺なみき動物診療所で再診してもらったところ、黒目の端に少し白い部分があり、その近くで「角膜上皮びらん」が起きているとの診断だった。「角膜上皮びらん」は2年前の夏から秋にかけて患い、幸いにして手術をすることなく治った個体に起因する原因不明の病気だ。
今回、プーちゃんの血液5ccを採取し、接着因子と抗菌物質入りの「血清点眼」を処方してもらった。これで1週間ほど様子を見て、今後の対応を判断することになる。