駅からの帰り、もあちゃんは羽根木公園に沿った石垣の上を歩いて良いか、パパに尋ねた。
羽根木公園は小高い丘状の地形をしているため、南側の道路隣接部分は石垣になっている。石垣は部分的に高いところもあり一瞬躊躇したが、「いいよ~」と許可した。
低い石垣から上っていくと、フェンスの出っ張りと石垣上部が斜めになった部分の2ヵ所が危険な場所になっている。石垣だが崖に見えてくる。しかし、もあちゃんはそんなことには何のお構いもなく、スタコラサッサと進んでいった。パパの方を見る余裕すらある。
アメリカでは「財政の崖」への懸念があるが、もあちゃんにとっての「公園の崖」は存在しない。