プー緊急入院4日目

練馬区にある「キャミック練馬」でCT検査を受けるために、入院中の動物病院にピックアップに行った。
するとプーちゃんは奥歯から出血しているとのこと。麻酔をしてCT検査できなくなるほどの量ではないが、出血は新たな不安材料となった。「キャミック練馬」では、極力最低限の麻酔でお願いし、検査は無事終了した。
以下、CT検査結果の要点だ。
・左腹部に由来不明な大きい腫瘤(しこり)があり、悪性の可能性が高い。脂肪も増殖。
・リンパ節に転移の疑い
・肺に複数の結節性病変があり、転移を疑う。(ここ1ヵ月位で?)
・頭部左側頭頂葉~後頭葉に1.4cmの腫瘤あり
・口腔内に腫瘤はなく、歯槽骨に骨融解あり(=歯槽膿漏)


また、先生から提案された治療方法は次の4通りだ。
●外科的手術
腹部の腫瘤を削除できたとしても、がん細胞が肺で増殖するので手術は避けた方が良い。
●放射線治療
大学病院のような設備の揃った場所で麻酔を使用して行う。肺の病変もあるのでこれも避けたい。
●抗がん剤
注射または飲み薬で投与。下痢、白血球減少(免疫力低下)などの副作用がある。排泄物から抗がん剤が出て子どもに人体害を及ぼす可能性も。すぐに開始可能。
●免疫治療(活性化リンパ球療法)
リンパ球を取り出して培養して体内に戻す。採血・培養・投与まで2週間。2週間サイクル。
●ICGリポソーム
カプセルに入った抗がん剤を静脈投与してがん細胞に付着させ、レーザー照射を週2~3回行う。腹部、肺、頭部の3ヵ所の場合、1時間かかる。じっとしていないと抗がん剤の効き目が弱くなる。開始まで1週間。
結局かなり病気が進んでいたという結果になった。がんは血管かリンパから転移するが、プーちゃんの場合はリンパによる転移だけでなく、血管から肺にも転移している可能性があるという。歯茎からの血は歯槽膿漏で胸をなで下ろしたが、夕方の面会では止血はしていない状態だ。
これからは、免役治療(活性化リンパ球療法)で治療を続けることになる。

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コメント

  1. ありちゃんのママ より:

    初めてコメントさせて頂きます。1年くらい前に偶然見つけたこちらのブログ、楽しませて頂いております。住まいもご近所、今、年長さんの息子がいて、この夏、13歳になった犬を飼っています。
    愛犬は3歳から闘病を繰り返し、手術を何回受けたか分かりません。愛犬の突然の病が、家族にどれだけ不安を与えるか、今、ご家族の気持ちが本当に伝わり、プーちゃんはもちろん、みなさんのご健康も心配です。プーちゃん頑張れ!赤堤の空から祈っています。

  2. papa50 より:

    初めまして、ありちゃんママさん。
    ブログを読んでいただきありがとうございます。また、いろいろご心配いただき恐縮です。
     今回の突然の出来事で1週間あっという間に過ぎています。今思えば、なぜもっと早く気がついてあげられなかったのか後悔が残りますが、地元の動物病院でワクチン接種の5~6月に血液検査や触診で先生も気がつかなかったのですから、致し方ありません。
    歯茎の出血が治まりましたが、9/12(金)朝は重度の貧血状態となり輸血を実施、夜は回復してちょっと無理して自宅で穏やかな夜を過ごせました。
     ありちゃんは愛犬のお名前ですか? 3歳からの闘病でたくさんの手術を受けたとのこと、ビックリしました。愛犬からはいろいろなことを教わりますね。プーは寿命が近づいている気がするけれど、出血やしこりができたくらいでは右往左往せず、飼い主の役に立てていることをいつも喜んでいるようです。

  3. ありちゃんのママ より:

    おはようございます。プーちゃん、輸血ができて本当に良かったです。心配で、夜中もブログを見てしまいました。家族と過ごすこと、おうちにいることが一番の治療でもある気がします。でも、飼い主の役に立てていることを喜んでいる・・・そう、犬って本当に健気ですよね。
    うちは、3歳で両目が白内障、手術にて見えるようになりましたが、その後、片方が緑内障で摘出→義眼挿入、残った片方も数年後に網膜剥離。手術はうまくいかず、そのまま失明。数年後、肥満細胞腫というガンに似た悪性腫瘍が皮膚にでき、2か所摘出。しかし取りきれず、3か月持たない、と言われたのに、もう3年が経ちました。けれど若いときから心臓が悪く、この夏はその影響で呼吸困難などになり、薬を飲み始めました。
    なのでうちは、定期的にかかりつけ獣医、茗荷谷の眼科専門、東大、と愛犬のために3つの獣医にかかっているんです。愛犬はアリス、というのでみんなにありちゃん、と呼ばれています。ありちゃんの寿命も、そう長くはない気がしますが、できるだけのことを毎日してあげたいです。
    私は自分が生まれたときから、犬がいない生活をしたことがなく、見送った犬が沢山いますが、どの子のことも忘れることはありません。後悔は絶対にするけれど、飼い主は必ずベストを尽くしているはずです。どうぞプーちゃんとの時間を大切になさってくださいね。
    ちなみに、私も40歳で出産し、すぐ41歳になったし、夫はそのとき45歳でした。なんだかすごく、状況が似ているご家庭だなぁと思って拝見しております。きっとどこかですれ違ったりしてるんですよね~
    長々失礼しました。

  4. papa50 より:

    ありちゃんママ。心温まるコメント本当にありがとうございます。
    ありちゃんは想像を絶する壮絶な生涯を過ごしていることを知って驚きました。筆舌に尽くし難いとはまさにこのこと。ありちゃんもご家族も大変だったでしょうが、ありちゃんのためにベストを尽くされ、ありちゃんもそれに応えて良い子でいる様子が伝わってきます。
    ありちゃんママのご家族とは確かに境遇が良く似ています。年長さんの息子さんとは1歳違いですね。小田急沿線の駅や羽根木公園などで必ずすれ違っていると思いますよ。
    このブログは毎日一つの話題を書こうとしていますが、忙しさにかまけてこのところまとめ書きが多くなっていることをお許しください。
    ところで、アリスちゃん?くん?の犬種は何ですか?次の機会に教えてください。