Yチェア

デンマークのカールハンセン&サン社製「CH24 Yチェア」と言えば、北欧デザインの不朽の名作だ。
1950年にHans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)によってデザインされ、背もたれがYの字になっていることから通称Yチェアと呼ばれる。フレームは緩やかな曲線で構成され、座席はペーパーコードが張られていて弾力性があり、座り心地は実に快適。
このYチェアは我が家に2脚ある。材料はオーク材、仕上げはオイル仕上げというもので、10年使ってなんとも味わい深い表情になってきた。
一方、娘のダイニングチェアは赤ちゃんから使っているSTOKKE TRIPP TRAPP(ストッケトリップトラップ)だ。これもノルウェーで生まれた椅子の名作で、赤ちゃんから大人まで、成長に合わせて調節できることから、「成長する椅子」との別名もあるほどだ。
しかし、小学校1年生になり、食事の際にゆったりと寛げるYチェアに座りたくなってきたようだ。当初はママと交換して座っていたが、ママがもあちゃん用に調節したストッケのトリップトラップではちょっとキツイ。という訳で、素材・仕上げは10年前の2脚と同様のYチェアを購入することにした。

Y-chair.jpg

すると大喜びで、ママももとの椅子に座ることができてホッとしている。そして、大人への階段をゆっくりと確実に上がっていく。10年後、この椅子がどんな表情を見せているか楽しみだ。

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