会社のホワイトボードに「寸外」（すんがい＝ちょっと外出の意）と書いて外出する社員がひと昔前にはよくいた。評価制度が導入されて、そう書いて出掛ける人はほとんど見かけなくなったように思う。
この「寸外」は、今の娘の行動に当てはまる。ちょっと散歩に出て、コンビニのドーナツを買ったり、公園で遊んだり、売店にある自販機でアイスクリームを買ったり、商店街の小さな文房具屋さんで文房具を買ったりするのが楽しいようだ。
ちょっと前までは一人で出掛けるなどと言わなかったし、仮に一人で出掛けるといっても心配で躊躇してしまっていただろう。しかし、今は「気をつけて！」の一言で、送り出す。
娘の成長と親の成長、成長の歯車がようやく噛み合ってきたといったら言い過ぎか。