成長する椅子

もあちゃんの離乳食は、立ち喰いが続いている。このままだと、ご飯は立って食べるものだと刷り込まれ、駅の立ち食い蕎麦や新橋の立ち飲み屋に通い続けやしないかとパパはヒヤヒヤしている。
そこで、打開策を図るべく、ママから椅子の提案があった。ストッケ(STOKKE)のトリップトラップ(TRIPP TRAPP)である。“舌を噛みそうなそれって何?”と最初思ったが、ネットで調べるとどこかで見覚えのある椅子。すでにもあちゃんはママ友の家で試用させてもらったらしく、結構イイ感じで座り離乳食を食べたようだ。
ストッケ社のトリップトラップは、言ってみれば「食卓で使える成長する椅子」だ。デザイン先進国のひとつ北欧のノルウェーで生まれた。一人座りができるようになる頃から使用でき、3歳頃まではベビーガード付きで、それ以降はガードなしで座板と足載せの高さや奥行きを変えて、大人になるまで使える椅子だ。当面のポイントは、早くからママやパパと同じ高さのテーブルに着けることだろう。
ならば、優れモノだろうということで購入を決意した。


STOKKE.jpgすでにネットではデザイン・カラー・価格等はチェック済みだったが、大きな価格差はなく伊勢丹のマタニティ新生児売場で実際にモノを見て購入、現物をタクシーで持ち帰った。
帰宅後すぐに組み立ててみたが、少し歪が出てガタついた。何回か組み立て直してもガタつきが直らない。購入した伊勢丹にその状況を説明したところ、店舗在庫を組み立ててみてガタつきがないことを確認し、なんとその日のうちに自宅まで責任者の方が届けてくれたのだ。交換は当然としても、当日の数時間後に代用品を届けてくれることは普通はまずあり得ないだろう。
この商品に限っては、ネットで購入しなくて良かったと思えた。伝統的な商品でも、不具合な商品の仕入れは決して無くならない。伊勢丹には、ノーと言わない百貨店ノードストロームの精神が息づき、感動マーケティングを実践している人材がいるということだ。以前から伊勢丹へのロイヤルティは高いが、今回の件でいっそう高まりそうだ。
さて、肝心のもあちゃんの離乳食だが、立ち喰いからお座り喰いに一気にシフトし始めそうな気配だ。
<商品評価>
 ★★★★☆
追伸:クッション
これにはベビーセット用のクッションがオプションで販売されているが希望のデザインは欠品中。10月のNew Arrivalで欠品とは、輸入総代理店の㈱ストッケジャパンさんもプレマーケティングがちょっと甘いかも。これは機会ロスの悪いお手本。