ベランダの鉢植えには数年前から、いちごがある。「ワイルドストロベリー」という品種で、ワイルドの名前の通り、繁殖力が強く育てやすい。
親株から茎が伸びてすぐに根が張るため、幸せを呼び、家庭円満の象徴とされているようだ。また、白い花は幸せになれるとも言われている。さらに、古くは、野いちごの葉、根、果実は、家庭用の常備薬としても使われていたというから、その縁起の良さや万能ぶりには驚く。
さて肝心の味だが、鉢植えのせいか糖度が低く淡白だ。よって、ワイルドストロベリーは、収穫の楽しみはあるがプーちゃんのおやつになっている。もあちゃんからプーちゃんに与えてもらうが、ベランダで実ったいちごを直接食べたりもする。
いちごは食べてしまうと、しばらくは収穫できない。「一期一会」と言いたいところだが、プーちゃんにとっては「苺一会」ということで、おいしい食べ物かどうか気になるらしい。