レンズ沼の縁

現在パパが使っている一眼レフは、キヤノンEOS7Dに「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」のレンズをセットしている。レンズは35mm判換算で24~136mm相当、広角から中望遠までカバーする使い勝手の良い標準ズームレンズだ。
ところが、運動会のようなスポーツシーンでは力不足だ。望遠は最低でも200mm(35mm換算で320mm、欲を言えば300mm(35mm換算で480mm)位が望まれる。この週末の運動会に向けて、レンズの選択に悩みに悩んだ。悩んだのは次の2機種だ。
●EF70-200mm F4L IS USM

・2006年11月発売
・長いが軽い(Φ76×172mm×質量760g)
・シャープな描写で発色が良い
・200mmまでF4通しの明るさ
・価格comランキング24位
●EF70-300mm F4-5.6L IS USM

・2010年11月発売
・短いが少し重い(Φ89×143mm×質量1050g)
・特徴はポートレートやスポーツ、風景撮影までオールラウンド
・200mmのときはF値5.0程度と暗くなる
・価格comランキング2位
店頭販売価格は両者は同じ。前者は軽いこと、明るめなこと、描写が良さそうなことだ。後者は「ヨーロピアン・プロフェッショナル・レンズ・オブ・ザ・イヤー 2011-2012」を8月に受賞し、新しさもあってランキング2位となっている。屋外昼間の撮影では互角だが室内や夜間では不利そうだ。しかし300mm(35mm換算で480mm)とズームでは上回る。
カメラ量販店の店員数名へのヒアリングでは、全員が実績のある前者を推奨した。その理由に画質の違いを挙げた。ネットでの評判も様々だが、前者は「どんなレンズを買い足しても70-200mmは便利」という言葉が気になった。さて、どちらを買ったのかは当ててほしい。
こんな風にレンズの選択に悩み、カバーできていない領域のレンズを底なし沼のように買い足していくことを「レンズ沼」と言うらしい。今その沼の縁に立ってしまった。ああ、恐ろしや…。

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