お茶摘み

知り合いの薦めもあり、papa50は昨年から「静岡県人会」の会員になった。会長は藤田弘道氏(凸版印刷㈱会長)だ。
だからとう訳でもないが、5月のGW後には時間のある限り、浜松の実家に帰ってお茶摘みを手伝うことにしている。昨年は、娘が1歳4ヵ月とまだ小さかったのでキャンセルしたが、今年はママの理解もあり、なんとか3泊4日で実現した。
田舎のお茶摘みは、摘み手が少ない。しかも足の関節を患う60代~70代後半の摘み手が主戦力だ。親戚や息子、時には近所の人が手伝いにやってくるのが典型的なパターンのようだ。
tea-plantation1.jpg摘み方は、手摘みと機械の2本立て。元来手摘みしかなかったが、どの家でも労働力不足と効率化のために、バリカンのような機械を導入している。機械は主にお茶の木の上の部分を摘む2人用と小回りが利く1人用とがある。ともに摘み取った茶葉を入れる吹流しのような袋が付いているので、袋を持つ人手がプラスで必要になる。2人用で3人、1人用で2人の人手が必要ということだ。
機械で摘んでも、お茶の木の下側ははやり手摘みに頼らざるを得ない。無理に機械で摘もうとするとお茶の木の茎が入り、摘んだ後に事業仕訳ならぬ“茎の仕訳”をやらなければならず、かえって手間を取る。また、機械摘みをしない人手は、手摘みに集中する。
tea-plantation2.jpgこうして、人手にもよるが1日に100~130kg、期間中に500kgの茶葉を摘むことを目標にしている。単純計算で4~5日はかかる。今年は、5/15(水)~16(日)の5日間かかって摘んだ。摘んだ茶葉は、その日の5時までに地元の茶工場に搬入し、各家庭ごとに分別され、その後煎茶の製造過程に入る。
papa50を始め兄や叔父さんも朝の5時過ぎには起き、7時までに朝ごはんを食べ、8時前から摘み始める。10時過ぎに休憩、12時に昼食、3時頃休憩、5時に工場搬入、6時にお風呂、7時夕食、9時就寝、といった健康的な生活サイクルになる。また、汗をかいた後のビールの味は格別だ。
5月の強い紫外線を浴びて少し日焼けをしてしまうが、papa50にとっては都会での日常を忘れ、リフレッシュできる貴重なイベントでもある。もっとも、家族のことは忘れてませんけどね。

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