本棚や机の中の整理整頓にパパが明け暮れている年末、突然、もあちゃんが「そうだ!」といって、洗面室に走って行った。
手には水に濡らしたダスターを持ち、髪をゴムで結び、2階の窓のサッシの前に立った。そして突然、かいがいしくサッシをきれいにし始めた。
サッシには砂ぼこりが溜っていて、丁寧に掃除をしてくれた結果きれいになった。もあちゃんが、突然サッシの掃除をしようと思ったキッカケは不明だが、この慌ただしい年末にお手伝いしてくれること自体うれしいものだ。そして何より、成長を感じさせてくれる瞬間でもある。