血管肉腫と活性化リンパ球療法

午前2時位からまた歯茎からの出血があり、朝方になっても止血しなかったため、朝1番に東京動物医療センターに向かった。
歯茎からの出血はCT検査では歯槽膿漏という診断だったが、歯茎が数日で溶岩流のように膨らみ、その間から出血しているため、「血管肉腫」の可能性が高いとのことだった。血管肉腫は血管の周囲の組織から生じる癌の一種で、急速に独自の血管網を作り機能を混乱させるという。脾臓などの内蔵にも発生することがあるようで、発症すると、跛行(はこう:歩行異常)、食欲減退、体重減少、貧血による淡い歯肉、腹部膨満などの症状がでるという。確かに今のプーちゃんにはこれらの症状のすべてがでている。
Activated-lymphocyte-therap.jpg歯茎からの止血と輸血のいたちごっこになり始めていたために、なんとか夕方までに止血処理を行い、培養したリンパ球を点滴した。通常、培養には2週間かかるが9/18(木)の採血から9日目である程度の培養ができたため、早めの活性化リンパ球療法の処置に踏み切った。あとはプーちゃん自身の免疫力アップに期待するしかない。輸血はこの処置から3日間はできない。
この日、もあちゃんを含めた3人で朝から夜の8時まで看病をした。プーちゃんの背中をさすったり、酸素マスクを口に当てたり、交互にコンビニでおにぎりを買って軽い食事をしたりで、1日が終わった。血圧をあげる点滴を投与やリンパ球療法を行ったことで、大事をとってプーちゃんは病院に泊まることになった。

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