学生時代には「ラジカセ」をお小遣いで買い、就職してからは大型の「ステレオ」、そしてひと昔前までは「コンポ」を家に揃えることが一般的だった。
デジタル家電の普及とともに、こうした購買行動はもはや過去のものとなった。ウォークマンを始め、iPod、iPhone、iPadといったディバイスが、音楽を聴くシステムそのものを変えていった。
ソニーはウォークマンが聴くための「ドックコンポ/ドックスピーカー」、パイオニアは「スマートコンポ」、ヤマハは「デスクトップオーディオ」、JVCは「コンパクトコンポーネント」などの名称が付けられている。これらに共通している点は、容積が小さくなったこと。そしてもう一つは、PCを含む多くのディバイスからワイヤレスで繋げ、音楽などを聴けるシステムになっている点だ。ここが以前のラジカセやコンポとは大きく違う。
前置きが長くなったが、もあちゃんのECCジュニアのCDを古いコンポで再生していたら、先日本体が故障した。そこでカタログを集め、ビックカメラで店員の話も聞いて代替機を検討した。そして購入した商品が、「JVC コンパクトコンポーネントシステム(ブラック)NX-NT70-B」だ。音は良い。デザインも良い。スペースも小さくて済む。音楽や英会話などのコンテンツをワイヤレスで飛ばす必要性があるのかどうかだが、使いこなし方次第といったところか。