浜松の実家から白菜や大根、椎茸などが詰まった宅配便が届いた。
その中に、奇妙な焼き麩のようなものが2つビニール袋に入っていた。赤いマジックで「カマキリのたまご」と書かれている。もあちゃんがカマキリの卵を見たことがないというので、もあちゃんのおばあちゃんに頼んで送ってもらったものだ。
卵は小豆の枝についていたという。カマキリの卵は正式には「卵鞘(らんしょう)」と言う。焼き麩のようなものの中に、卵がなんと数百個入っているという。卵はスポンジ状で断熱効果があり衝撃にも強い。
もあちゃんはカマキリの卵を見るなり、「こわ~い!」と一言発してその後興味を示さなかった。そういえば、もあちゃんは三角の顔をしたカマキリが大嫌いだった。