なんで?

もあちゃんは、3歳になる直前から『なんで?』を連発し始めている。たとえば、
『ママは病院に行っていないんだよ』  『なんで?』
『朝起きたらトイレに行ってくんだよ』  『なんで?』
『フック船長のフックは左手にある』  『なんで?』
など、こちらが何かを言うにつけて、『なんで?』『なんで?』と聞き返されるのだ。
これにまともに付き合うには骨が折れるが、そこは50歳を過ぎた人生経験のあるパパ。気持ちを抑えて丁寧に答えようしているが、四六時中質問されたら『なんで、なんでと言わない!』と爆発してしまいそうだ。
そもそも『なんで?』を、知的好奇心の現れだと捉えれば、キチンと答えたり、子どもにも考えさせたりする方が良さそうだ。しかし、会話していると全てが好奇心から発した質問でないこともある。その言葉を発することが、ママやパパと話をするときにちょっと便利な言葉であることに気づいたのか…。はたまた、一瞬回答に窮するママやパパが面白く、少し自分が有利になれるのが快感なのか…。
『なんで?』の質問は、本当に予期せぬ回答を迫られる。ママやパパを成長させる修業のようなものと思いつつ、一度しかない幼児期を楽しめたらと思う。この際、池上彰さんのように、『いい質問ですねぇ!』と、まずは決めフレーズでいってみようではないか!

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