「キナコ」というウェルシュ・コーギーを飼っていたキナコファミリーがいる。
残念ながら、キナコはこの秋老衰でこの世を去ったが、毎年クリスマスになると、一人娘で就活中のなっちゃんが子どもの頃好きだった絵本をもあちゃんにプレゼントしてくれる。
1歳のクリスマスには『くりすますのおくりもの』。
2歳のクリスマスには『おばけのてんぷら』。
そして、今年3歳のクリスマスには『ゴリラのパンやさん』。
『おばけのてんぷら』は、おばけがうさこの揚げるてんぷらのいい臭い誘われ、家にきてつまみ食いするが、おばけは油で滑って衣の中に落ち、油に入る直前に脱出、中味が空っぽのてんぷらが揚がるというのが物語の一部だ。
前置きが長くなったが、今日の夕ご飯は何にする?ともあちゃんに尋ねたところ、突然「てんぷら~」と主張。近くの天ぷら屋を探すも予約で満席。揚げ物は滅多やらないママだが、もあちゃんと2人で天ぷらの材料を買いにでかけた。
そして、お芋、れんこん、カボチャ、タマネギ、人参、竹輪など大量の天ぷらをママは揚げてくれた。揚げたての天ぷらは美味しい。もあちゃんはお芋の天ぷらをペロッと6個は平らげた。パパもたくさん食べたので、ママはさらに2回追加で天ぷらを揚げていった。
もあちゃんは、オバケのシッポに見える尖った天カスを食べて満足そうだった。