君のリング…

朝7時前、フレブルのプーちゃんの散歩に行くと公園の一部に人だかりができていた。帰ってくる途中でも、近所の小学生が社宅の屋上に上り、お祭りのようにざわめいていた。
今日は月が太陽の前を横切るためにできる金環日食。国内では沖縄での観測以来25年ぶり、関東では173年ぶり、今回のような広範囲は平安時代以来の932年ぶりと記録づくめだ。日食の最大となる7時半過ぎ、東京では雲が現れて一時日食が見えなくなったが、どうにか観察はできた。
近所の子どもも大人も、日食グラスを買い求めた人は意外に多かった。しかし持っていなくても、近所の小学生やお隣さんが親切に貸してくれた。以下、観察の様子だ。
●7時33分
食の最大となる7時34分の1分前の映像。夜は明けたのに薄暗い。
●7時34分
食の最大の時刻。ちょうど雲の切れ目が多くなり、少し輪郭が見づらい。
●7時37分
お隣さんが出してくれた天体望遠鏡を覗き込むパジャマ姿のもあちゃん。キレイな金環日食が見えた。もあちゃんは「みえた！」のひと言だけ。
●7時39分
三日月のような太陽に。
太陽がリング状になる天体ショーは、ちょっと神秘的でロマンチックだ。プロポーズのイベントもあったと聞いたが、このタイミングで「君のリング…」なんて、4歳のもあちゃんにはピンとこないかもしれない。すでに「ほんもののリングのほうがいい」と言い出しそうな感じだから…。