敦賀市はそもそも原電の街として有名だが、グルメの街としても見逃せない。
それは敦賀港に水揚げされる越前ガニや甘エビといった魚介類はもちろんのこと、街中の料理店にまで及ぶ。すでに紹介した、やきとりの名門『秋吉(あきよし)』は、福井発の焼鳥チェーン店で焼鳥が旨い。
夜8時位からは屋台のラーメン屋が出現する。これが豚骨+鶏ガラスープを使った絶妙な『敦賀ラーメン』だ。さらに、ソースカツ丼発祥の店『ヨーロッパ軒』もある。揚げたての豚カツをウスターソースをベースにした秘伝のタレにくぐらせたものだ。
スーパーに行っても独特の惣菜がある。敦賀市で6店舗を展開するスーパー「エフレ」には、揚げたてのハンバーグ(のようなもの)を詰め込んだパックが所狭しと並べられている。これが『エフレのフジバーグ』だ。想像だが、“フジ”というネーミングは、エフレが「富士セルフストア-」としてスタートしたその名前から採ったのではないかと思う。
一見メンチカツのようだが、合挽きを使ったハンバーグか? これまた甘めのオリジナルソースが全体にかけてあり旨い。1個、2個と食べたくなる味だ。今回、水島海水浴場におやつとして持って行き、岐阜の従兄弟家族も我々家族も、エフレに寄れば必ずお土産にする定番惣菜となっている。