世田谷区松原の菅原神社では9月に例大祭が行われ、町内会のお神輿が一同に集まって通りを練り歩き、天神様にお参りする。と同時に、5年に一度だけお稚児さんと呼ばれる子どもたちが集まって、稚児行列が行われる。今年はその年にあたり、園児の仲間たちと参加した。
稚児たちは近くの松原3・4丁目の町内会館で神官、巫女を思わせる稚児装束を身にまとう。男の子は緑色の衣裳に烏帽子、女の子は橙色の衣裳に天冠を付ける。また、額には「位星」と呼ばれる黒い丸を2つ、鼻筋は白く塗って独特な化粧をする。
それが終わると、菅原神社まで全員で歩いていき、社殿内で祈祷してもらった。お稚児さんは、神々の代役を勤めることになり健康に成長するといわれる。
初穂料は1万円、参加した子どもたちには、成長矢、お赤飯、和菓子(福栗)、果物などが配られた。
もあちゃんは、「おけしょうがかわってる~」と感想を言っていたが、だからこそご利益があるというものだ。