浜松の実家に朝8時30分頃の新幹線で帰省しようとした矢先、午前6時35分頃発生した有楽町駅前の火災の影響でしばらく足止めをくらった。
東京駅では、有楽町沿線で火災が発生していること、新幹線の線路を使って消火活動をしていること、復旧には相当の時間を要すること、横須賀線で品川には行けることなどがアナウンスされていたが、復旧の目途については情報がなかった。
そこで、高速ハイウェイで浜松北ICや豊川ICまで行く、中央線を使って諏訪から飯田線で南下するなどの方法を検討したが、いざ新幹線が走れば最も早いため判断は困難を極めた。しびれを切らし、10時過ぎに地下を走る横須賀線で品川まで行き、東海道線を使って新幹線停車駅小田原まで行った。少しでも浜松や豊橋に近づこうと思ったからだ。
小田原到着は11時10分。熱海行の東海道線快速の到着まで時間があったため、新幹線改札口まで情報収集しに行ってみた。すると12時過ぎに品川を発車したこだまがあり、それに乗車するのが最も早いことがわかった。相当の混雑が予想されたが、並んで乗車したところ、案の定デッキはもちろん客席通路にも人があふれていた。
午前中の到着予定が夕方になり、9時間近くかけてなんとか実家にたどり着いた。新年早々、出鼻をくじかれたが、そのぶん実家で解放感に浸った。