今日2/16(月)、もあちゃんは待ちに待った「ヒブワクチン」を接種した。
ヒブワクチンとは、乳幼児の細菌性髄膜炎を引き起こす「ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型感染症(Hib)」の予防ワクチンのことだ。インフルエンザとはまったく関係ない。脳を取り巻く髄膜が細菌に冒され、脳障害が残ったり、最悪の場合死亡することもあるという。
このワクチンの接種は世界では常識だが、日本ではなんと2008年12月にようやく発売されたばかり。接種は、生後2、4、6か月と1歳過ぎの計4回の接種が標準で、定期接種のジフテリア、百日せき、破傷風の三種混合ワクチン(DPT)と同時に受けると効率的で通院の負担も軽くなる。
ただし、このヒブワクチンは任意接種で公的補助はない。最寄りの小児科病院での接種料金は、9,000円と高額だった。しかし、1歳~4歳までは1回で良いとされているため、1歳と1ヵ月での接種となったもあちゃんは、これで基本的に終わりだ。
ヒブに関する情報は、サイドバーにもコンテンツとして掲載したが、「KNOW★VPD!」を一度見てほしい。VPDとはVaccine Preventable Diseases(ワクチンで防げる病気)のことだ。
ヒブワクチンが日本で解禁になった2008年12月19日の朝日新聞(夕刊14面)を思い出す。ヒブによる髄膜炎で1日で脳死状態になった本田百恵ちゃんののことが書かれていて心が痛んだ。ワクチンが公費で接種にならない限り接種率は上がらず、この病気の感染率は高止まりのままだろう。