買いだめ

2日連続でスーパーやコンビニ、家電量販店やドラッグストアなどに行って驚いた。
棚に商品が全く無いのだ。スーパーやコンビニではパンの棚が空、ペットボトルの水や牛乳は売り切れ、ロウソクもない。家電量販店では単一と単二の乾電池や懐中電灯が全くなく、聞くと昼までには売り切れたそうだ。また薬局でもトイレットペーパーが全くない。報道によれば、米、ガソリン、自転車、ヘルメット、ガスコンロなどにも及んでいるという。
首都圏を中心に「買いだめ」が起きている。1973年と1979年のオイルショック以来のことだ。目的とする日用品がないから、開店前から店頭に並び大量買いをして買い占める。次の買い物客は品不足に焦り、さらにエスカレートして買い物をするという悪循環を招く。
本当に焦らなくてはいけないのは、被災地の被災者だ。首都圏で帰宅難民になろうが、計画停電で3時間電気が途絶えようが、住宅や家族を失った被災者からすれば、その不便さや不安は比較にならない。石原都知事の天罰発言はいただけないが、日本人のアイデンティティーは「我欲」ということに関してはその通りだ。
買いだめによって、被災者に行くべき日用品が届かなく可能性がある。自分だけ良ければ…といった「我欲」を捨て普段の生活を改めることで、被災者の支援にもなり、大地震の復興の起点ともなりうる。
熱を出して体調を崩しているもあちゃんママには、昨日は解熱剤とイチゴ、今日は食べやすいカステラと食欲旺盛なもあちゃんにはおにぎりを買い、必要以上のものは買わなかった(買えなかったとも言えるが…)。

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コメント

  1. くずもち(RKかおりママ) より:

    まっっったく同感です。「3時間停電で不便」「食料がないと不安」って、その気持ちの何倍、何十倍、何百倍、いや比べようのないつらさを、被災地の方は味わってるんですもんね。そのつらさを少しでも軽減できるよう、がまんできることはがまんしないと…って思います。
    わたしもうちにある食材だけで、なるべく少ない材料で、でも家族に喜んでもらえるよう料理をがんばってます。我が家であったかいものが食べられるんだもの、幸せですよね。

  2. papa50 より:

    コメントありがとう!
    家という箱があるだけで良しとしないとね。被害者の人たちも福島第一原発も箱がないんだから。必要以上の買い物をせず、自宅にあるストックで工夫しているかおりママさんのような行動が、支援繋がっていると本当に思います。
    「買いだめ」は「買い駄目」ってことですネ!