JR品川駅の欠陥

子どもと一緒にベビーカーで出かけると、子どもや高齢者への配慮や気遣いの度合いがすぐにわかる。
先月、ベビーカーで「エプソン 品川アクアスタジアム」に、私鉄とJRを乗り継いで出かけたときのことだ。京王井の頭線の渋谷駅で降り品川方面の山手線に乗車するには、一旦新宿行きのホームに入り、エレベータで上がり、品川方面行のホームがあるエレベータまで移動し、また下がる必要がある。
shinagawa-station-home.jpg品川駅のホームに着くと、エレベータはあるが、何組もベビーカーが列を作っていた。エレベータのサイズが小さく、せいぜい2組程度のベビーカーしか乗れない。これに高齢者や大きな荷物を抱えた人、荷物を抱えていないおばさんなどが加わるので、エレベータを数回待たないと乗れない。仕方なく、ちょっと危険なエスカレータを使おうと思ったくらいだ。
shinagawa-station-gate.jpgようやくエレベータに乗って改札口に向かうと、今度はベビーカーが改札口を通らない。マクラーレンやコンビなどのベビーカーは大丈夫だが、エアバギーやもあちゃんが使っているクィニーザップといった輸入物は車幅が広く、大きな改札口でないと通れないのだ。品川駅には幅広の改札口はたった1ヶ所しかなく、しかもどんどん人が入ってきて進入禁止状態が続いていた。
shinagawa-station-elevator.jpgやっとの思いで改札をでて階下に降りようとすると、今度は端っこにあるせまい通路を行ったところに、これまたベビーカーで2組しか入らない小さなエレベータを使って1階に降りるしかない。
品川駅といえば、新幹線が停車するようになり駅ビルを含めて再開発され、乗降客も多くなった新しい駅だ。それがこの程度の気遣いしかないのだから、JR東日本は車椅子の高齢者や乳幼児に優しい企業とは言えないだろう。
もはや、エレベータがあることは当り前のことで、利用者は次のレベルの快適性・利便性を交通機関に強く望んでいる。過去の実績や慣習を踏襲するだけで、利用者の気持ちが汲み取れない企業に未来はない。 と、papa50は暑さも手伝って、プンプンと怒っているのだ。

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コメント

  1. oji46 より:

    確かに、井の頭線から品川方面への乗換えはベビーカーがなくても面倒ですね。

  2. papa50 より:

    あのワッフルを売っている側の階段の所に、エスカレータやエレベータができればいいのに…ねぇ。