『オイシイパスター』

先日、島根県隠岐郡海士町の漁師石井さんから、『オイシイパスター』が届いた。これは、岩牡蠣の燻製オリーブオイル漬けの新商品のサンプルだ。
oyshiipaster.jpg岩牡蠣の中には、育つ環境によって出荷できない標準サイズ以下の小さなものがあり、これまで冷凍食品やレストラン用の剥き身として卸すしかなかったという。小さくても3年間手塩にかけて育てた岩牡蠣。付加価値を高めて商品化できないかと考え、牡蠣の剥き方、茹で方、ソミュール(塩水などが入った漬け込み)方法、燻製方法など試行錯誤を重ねて今回の商品の発売にこぎ着けたとのことだ。
燻製には楢の原木、ソミュールには地元海士(あま)町の海塩を使い、深く濃厚な味の後にほんのりと甘さが漂う。オリーブオイルには燻製岩牡蠣のエッセンスが溶け込み、そのまま野菜のドレッシングや炒め物にも使える。
  smoked-oyster-peperoncino.jpg   smoked-oyster-on-tomato.jpg
今回は、そのオリーブオイルにニンニクスライスや唐辛子などを加えた「ぺぺロンチーノ」と、トマトの薄切りに燻製牡蠣を乗せたシンプルな「スモークド・オイスター on トマト」をママが調理した。
燻製岩牡蠣は、その絶妙な燻製具合や風味が岩牡蠣とマッチし濃厚で旨い。燻製岩牡蠣だけでも美味しいが、チーズやトマトソースといったイタリアン食材だけでなく、和食とのアレンジもいけるのではないかと思う。
そして生牡蠣が苦手な人にも食べられそうだ。しかし、ママはあらゆる燻製そのものが嫌いだった。岩牡蠣は燻製よりは新鮮な生で食べるのが好みのようだ。幼児には、味覚の準備だできていないからまだ早いかもしれない。
『オイシイパスター』のネーミングは、「オイスター×パスタ」でパスタ料理を意識して悪くない。ネーミング好きのpapa50も少し考えてみたが、なかなか妙案は浮かばない。以下のアイデアフラッシュもまだ完成度が低い。
『美味星』(おいすたあ)
  オイスターの当て字だが何のことって感じか?
『海士の燻製岩がきをオリーブオイルで漬けちゃった!』
  最近多い説明型ネーミングで、長い分印象的にはなる
『ふぞろいな岩がきくん』
  弱点は強みに変えられる
と言う訳で、papa50にとって大変美味しゅうございました。貴重な商品をありがとうございました。

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コメント

  1. 石井千里 より:

    こんにちは。いつもお世話になっております。「オイシイパスター」について貴重なご意見を有難うございました。いずれ、燻製が苦手な奥様にも食べて貰えるようなものを作るつもりです。燻製は人間が古代から親しんできた料理法で保存のためだけでなく素材の美味しさを引き出してくれるのです。

  2. papa50 より:

    コメント、ありがとうございます。もあちゃんママは、スモークが弱めのサーモンなら大丈夫です。確かに燻製は保存と旨みを引き出してくれますね。生牡蠣が「海のミルク」なら、燻製牡蠣は「海のチーズ」ですね。チーズは昔から「醍醐」(牛や羊の乳から精製した最上の味のもの)と言いますが、“醍醐味”はそこから派生したのだと思います。「燻製×牡蠣×醍醐」と難しい漢字ばかりですが、ネーミングを考えるヒントになりそうで、何やら凄さを感じますね。