解熱剤の功罪

毎日『新米パパは50歳』を読んでもらってる「ぴん」さんから、解熱剤などで「熱は無理に下げないほうがいいとか言う人もいる」というコメントをもらった。
さすが子育て経験のある「ぴん」さんならではのコメントだが、もあちゃんパパもその話をなんとなくは知っていた。しかし、なぜ解熱剤を使わない方が良いか?という疑問に、もあちゃんパパは即答はできない。
ちょっと調べてみると、このことは『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』(1万年堂出版)にズバリ書いてあった。「発熱はウイルスや細菌と有利に闘うために、体がわざと体温を上げる防衛反応。薬で抑えるとかえって治りが遅くなるおそれもある。」からだ。
解熱剤の効用を以下にまとめてみた。たとえば39.5度を超えて40度近くになり、水分補給などがままならない場合など、様子を見ながら服用させた方が良さそうだ。
<解熱剤の悪い点>
・薬で抑えるとかえって治りが遅くなることがある
・熱が下がり治ったと勘違いする(風邪以外の病気)
・熱が急上昇するときには強い解熱剤の処方は危険
<解熱剤の良い点>
・熱が下がっている間は楽になり、水分補給や睡眠が取れる

本書では、病気を治しているのは薬ではなく自然治癒力だということも解説している。咳止め、鼻水止め、タン切りなどの風邪薬は、風邪そのものを治したり期間を短縮するものではなく、症状を抑えるもので、自然治癒力:薬の力=9:1。薬は自然治癒力を少しだけ手助けしているに過ぎないという点は大いに納得できるが、勘違いしやすい点でもある。
もあちゃんの熱は、自然治癒力のおかげで下がり始めてきた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする