先頃、東京都生活文化局が「いたずら防止用コンセントキャップに関する調査」を行った。調査は消費者アンケート調査と、0~2歳児18人の行動調査で構成され、それぞれの結果の要点は次の通り。
<消費者アンケート>
● 使用経験者の3割以上は、子供がキャップを外した
● キャップを外した子供の半数以上は、生後18ヶ月未満
● キャップを外した子供のうち約4割(1歳半未満は5割超)は誤飲の危険
<行動調査>
● 2歳児はほぼ全てののキャップを外した
● 最小の力で外れるものは全年齢の乳幼児が外した
● シンプルなデザインよりも、キャラクターで目立つものに興味を持って外す傾向
● オレンジ、ピンク、黄緑など明るい色に興味をもつ傾向
したがって、消費者への注意喚起として以下の項目を挙げている。
1.目立つデザイン、明るい色のキャップは、必ずしも安全対策にならない。
2.キャップをつけていても過信は禁物。子供の行動に注意し、誤飲事故を防ぐ。
3.コンセントに興味を持ち始めた子供には、感電の危険性について教える。
幸いにして、我家では透明やコンセントと同化する白いコンセントキャップ、また場所によってはコンセント全体を覆うタイプのものを使用していたため、もあちゃんが取り外したり、誤飲事故を招くような危険はなかった。みなさんのお家ではどうですか?
キャップの材質や形状などを規制する法律も無いというから、メーカー側では少なくとも抜けにくくするようなアイデアでもほしいところだ。