11/7産経新聞等によれば、「目指せ!イクメンの星ハンドブック」なるものが日本生命で製作されたという。
これは男性社員の育児参加を支援しするための小冊子で、男性の育児参加のメリット、乳幼児期の成長過程やふれあい方、家事支援、「イクメンの星」チェックシートなどで構成されている。
製作の背景には、今年7月の改正育児・介護休業法の施行により、専業主婦の夫でも育休を取りやすくなったことがある。国は8年後の2020年には男性の育休所得率13%を目標にしており、日生の現状1%程度の取得率を底上げするのが狙いのようだ。
会社としてイクメンを支援する姿勢を明確にし、社員の意欲向上を図る日生のような取り組みが今後増えるだろう。しかし、これは人材に余裕のある大企業の話で、少ない人材で長時間労働が常態化している中小企業ではかなり無理な話だ。社内規則はあっても、男性社員の1割を超える申し入れが実際にあれば、会社は立ち行かなくなる。中小企業から“イクメンの星”を輩出することはかなり難しい。