一昨日、40.4度を記録したもあちゃん。本日しつこく乾いた咳を伴いながら、15時に「40.6度」を記録、過去最高記録をあっさりと塗り替えてしまった。
あまりの高熱と咳の激しさに、東京消防庁の救急相談センター(♯7119または03-3212-2323)に受診の必要性について相談したところ、病院に行った方が良いとのことで、すぐに東邦大学医療センター大橋病院に行った。
40.4度(21日24時)、40.1度(23日7時)、40.6度(24日15時)の発熱の乱高下の状況や咳の症状などを説明。レントゲン撮影をし、血液検査も行った。痛いと勘違いするレントゲン撮影では大泣きし、実際に痛い血液採取では当然泣き叫んだ。
診断は、ベテランの先生によって、以下の肺炎の種類の説明がなされた。
①細菌性肺炎(通常、肺炎と呼ぶもののほとんど)
②ウイルス性肺炎(インフルエンザウイルス、麻疹や水痘ウイルスなど)
③マイコプラズマ肺炎(マイコプラズマ病原体による肺炎、若年層に多い)
胸部エックス線画像では、肺の右下に一部白い気管支が際立って見え、軽い肺炎の可能性があること(これは聴診でも判明済み)、血液検査のC反応性蛋白(CRP)では白血球数が低いことから、「マイコプラズマ肺炎」にほぼ間違いないとのことだった。
先生によれば、今年のマイコプラズマ肺炎の特徴は、従来の抗生物質が効きにくくなっており、ニューキノロン系抗生物質オゼックス細粒小児用を処方された。現在咳はあるものの、肺炎は急には悪くならないので、この処方で週末様子をみるとのことだ。
この病気の診断は遅れることが多いようだ。現に、3/23(金)の7時に救急で飛び込んだ時に、診断されても良かったはずだ。しかし、咳が発作性のように続き、発熱、鼻症状などもあるが、肺炎のわりに元気で意識もハッキリしているために発見が遅れやすい。さらに今回は、救急対応の先生が総じて若く十分な経験がないため、単純な風邪だと診断したことも大きい。
マイコプラズマ肺炎の原因は飛沫感染だ。潜伏期間は2~3週間あるというので、幼稚園で感染した可能性が高い。また従来、4年ごとのオリンピックイヤーに流行することが多い肺炎だというが、まさにロンドンオリンピックの年に当っている。